Houdini(フーディーニ)は、CGの中でも特にVFXと呼ばれる特殊効果に特化した3DCGソフトウェアです。最近のCGで特殊効果が使われるのはほぼhoudiniか3ds maxがほとんどで、事実上houdini一択という状況に近いようです。
特徴は、「すべての操作をノードを単位とした手続き型ネットワークで行う」というもので、モデリング、アニメーションなどをすべてビジュアルプログラミングで作るイメージです。なんでもかんでもプログラミングで作るその徹底した手続き型ネットワークシステムは、グラフィックソフトにしては変態的なソフトにしか思えず、横目でちらっと見る程度でした。
Houdini(フーディーニ)は、もともとはSGI(シリコングラフィックス社製ワークステーション)向けの3DCGソフトです。当初のお値段も相当なものです。houdini1.1の頃はまずワークステーションの方が軽ーく1千万超えです。コンピュータ本体が、家が半分買えるその値段で、ソフトウェアのhoudiniは280万円というなんとも強烈な世界・・・・。
しかし、20年前の状況と現在の状況は変わりました。windowsやmacでも稼働できるようになり、しかもお値段は最上位のhoudini FXが58万円(バージョンアップはべらぼうに高いけど)とお安くなりました。しかも、しかもです・・・・・。
次の2つがすごいことになっていました
①粗利益が年間1千万以下の小規模スタジオ、個人ならば最上位FXとほぼ同等なフル機能を備えたindie版が年間199$で使える。年間2万円程度でOK。
②cinema 4Dは、houdini アセット(部品集)を動かすことができるhoudini engineを稼働させることができる。
ということです。これはやるっきゃない!!
ただし・・・・・・次の2つが注意です。
①ソフトウエアに日本語版はない。情報もほとんどが英語のリソースである。
②今現在、書籍は私の知りうる限り2冊しかない。
なかなか世の中うまくいかない部分もあるようですね(笑)。
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