UVマップを作り、フォトショップにもっていく手順

みなさん、こんにちは。本日は、UVマップを作って、フォトショップに持っていくまでの手順を、書いてみたいと思います。

UVマップとは、例えていえば、平面を切り貼りして球体に貼り付けるような、地図を地球儀に貼っていくような作業です。当然一枚の地図をそのまま球体に貼ると、だぶりや重なりが生じるので、上手に切り分ける必要があります。その切り貼りに役立つのが、UVマップと言えるかもしれません。アジの開きを作るような感じでしょうか.....。

UVツールが使えれば、テクスチャーを正確に設定することが可能になります。Cinema 4DのUVツールは、いろいろなソフトの中でもとても分かりやすい部類に入ります。ただし、あくまでも「他と比べて」なので、UVそのものの概念は慣れるまでは非常に難しいです。UVの概念が分かっていて他のソフトで習得済みの方にとっては、すぐに理解できるものだと思いますが、初めてUVマップに取り組む方は、やはりいろいろな設定を試したり、操作をしたり相当練習する必要が出てくると思います(自分だけ?)。

では、できるだけ単純化した頭部の簡単なUVマップを作り、フォトショップまでもっていくための流れを書きます。

1UVEditモードにする

まずは、左右対称に作ってあったオブジェクトを統合しておき、オブジェクトモードで選択しておきます。

次に、「レイアウト(画面右上にメニューがある)」で、「Bp-UVEdit」を選択します。

新規「テクスチャ」で任意の名前をつけて、「OK」ボタンを押します。

 

UVポリゴン編集モードにします。

で、いろいろ試してみたのですが、まずは、フロントビューを使って画面左下の「UVマップ」で「平行」投影をするとうまくアジの開きを作れるようです。

 

こんな感じで表示されます。

下準備はこれでOKです。

 

2アジの開きを作る

「選択」>「パス選択」を選ぶか、ショートカットなら「U」、「M」と連続してキーボードを押します(2段ショートカット)。

で、切り開き方ですが、いろいろなサイトで調べてみたら、顔を縦に輪切りにするだけでなく、額と顎の線に切り込みを入れておくと、うまく展開できるようです。

 

 

で、ここで「リラックスUV」タブを開き、「選択されたエッジ」にチェックを入れて「適用」ボタンを押します。

こんな感じに開けました(すみません、オレンジの点は気にしないで下さい)。

 

 

UVポイントを縫い合わせる

上記のオレンジの点を縫い合わせる方法はあるでしょうか?実は、「UVテラスツール」というのがありますので、これを使って縫い合わせます。

まずは、UVポイント編集モードにします。

 

上記の画像のように、縫い合わせたいオレンジの点を選択したら、下記のように「UVテラス」ツールを選択して、くっつくけます。

ごらんのとおりできました。実は、UVテラスツールは、ポイントが複雑に重なっている状態でも、自動的に正しく縫い合わせてくれます。とても優れものだと思います。

で、「UVテラスツール」で他のポイントをつなぎ合わせて、「移動」「縮小」をかけて、このようなマップを作りました。

3フォトショップに出力する

で、このままでは、せっかく作ったUVマップのメッシュが表示されません。どうしたらいいでしょうか?実は、「レイヤ」機能を使います。下記のように、「レイヤ」タブを選択し、「UVメッシュレイヤ」を選択します。

 

 

すると、下記のようになり、新しいレイヤができました。

で、これまでの内容を保存します。「テクスチャを保存」を選択します。

「オプション」で好きなフォーマットで保存します。

 

おめでとうございます!無事フォトショップで編集ができるようになりました。

 

おまけ:フォトショップで編集したデータをもう一度読み込むには

下記のように、「保存されているテクスチャに復帰…」を選択すると、再読み込みされます。

なお、再現性の検証は十分行ったつもりではありますが、結果を保証するところまではいきませんので、あとは各自チャレンジしてみてください。本記事は、あくまでも操作の一例です。いろいろな流儀がありますので、さらにご自分でいろいろと研究してみると、いろいろな発見があると思います。

 

うまくいかないときのチェックポイント

画面通りにならない場合は、次のチェックポイントにしたがって、チェックしてみてください。

つまづきポイント①

「新規テクスチャ」の操作を忘れていないか、チェックする。

つまづきポイント②

編集モードなのか選択モードなのか確認する。「UVポリゴン編集モード、UVポイント編集モード」「ポイント選択モード、エッジ選択モード、ポリゴン選択モード」が正しく選択されていないと、正しい操作にならない。

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