みなさん、こんにちは。すっかり春めいてきた今日この頃ですね。今日は、モデリングの小tipsとなります。モデリングをしていて、「棒をカーブに沿って曲げたいんだよな~」などとなったときに、デフォーマが役に立ちます。
では、実際に円柱を使って、屈曲デフォーマを適用し曲げてみましょう。
①変形させるオブジェクトを用意する
まずは、円柱を作ります。

曲がりがカクつかないように、高さの分割数を多めにします。

「編集可能」にします。

これで、変形させるテスト用のオブジェクトができました。
②屈曲デフォーマを適用する
まずは、メニューから「屈曲」デフォーマを選択します。

そして、ここが一つのポイントなのですが、屈曲デフォーマを円柱の子にします。

「親に合わせる」を選択すると、デフォーマのサイズが円柱のサイズに自動的に合います。

③変形してみる
下記のように、「強度」に数値を入れると、その角度の分だけ曲がります。きれいな円弧を描いて曲がります。

いい感じで曲がりました。タイヤ跳びのような感じになりましたね。
他のオプションを使ってみます。角度をいじるとどうなるのでしょうか?

なるほど、ちょうどラジオ体操の「体を捻る運動」のようにひねりが入る訳ですね。
④「減衰」を使ってみる
デフォーマは、「減衰」を使うと面白い効果ができます。Cinema 4Dらしい使い方かも知れません。「減衰」があるところは曲げ効果をキャンセルできます。下記の画像は、黄色いところは曲げがキャンセルされているのがおわかりでしょうか。
減衰させる、つまり曲げ効果をキャンセルするエリアを「形状」で選択できます。

減衰をうまく使うと、水道のホースに、水の塊がホースの中で動いているような効果を作ることができます。
⑤微調整がほしいとき
曲げについて、「いやいや、単純な円弧の曲げでできるなら苦労しないよ。」「もっと途中から曲がる感じにしたい」「曲げの曲線をもっとゆるやかにしたい」などということもあるでしょう。そんな場合オススメの設定は「デフォーマをずらすこと」「ウェイトをいじること」で自由に曲線を定義することができるはずです。

ごらんの通り、途中からゆるやかに曲がるカーブを作ることができました。
まとめ
デフォーマを使うと、オブジェクトの変形が板金のようにできるようになりますので、使ってみると案外時短になるかもしれませんね。
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