特殊効果系、特に、流体エフェクト(液体、煙、爆発etc)をC4Dの基本機能だけでやろうとすると、膨大な作業量が必要になることがあり、物理的に現実的でなくなることがあります。このような場合、最後の手段としてプラグインが欲しくなることがあります。例えばRealFlowを筆頭に、流体を扱うことができるプラグインはいろいろあります。ただし、数十万円単位のものが多いのでおいそれと手が出せません。
ここで、Houdiniの登場です。Houdiniなら、流体は得意中の得意分野です。しかもindie版ならそれが年間2万円の出費で使えるのです!!。そして嬉しいことにC4Dは、Houdini Engineとの連携ができる設計になっています。Houdiniのすべての機能がC4Dで使える訳ではありませんが、Houdiniでポリゴンレベルの特殊効果用アセットを作っておけば、それをC4D上で使わせてもらう、ということが可能になります。

そのためにはC4D上でHoudini Engineを使えるようにする必要があります。これに関してはあまり情報がなく、自分は紆余曲折して、何度も失敗して構築できました。大切なことは次の2点です(※重要な点・その2は、開発元のSidefx社からの直接メールサポート回答です)。
重要な点・その1 C4DはHoudini最新版を認識しない。C4Dの「Houdiniインストーラーを取得」からC4Dが認識できるバージョンをインストールする。
重要な点・その2 Houdiniは最新版でないバージョンと、最新バージョンを混在させて使うことができる。
正しい手順と思われるもの
を書きます。下記に示す手順を(※4だけは最初でない)どの順番でやっても必ずできるようになりますが、うまくいかなかった場合はLicense Manegerが認識してくれなくなり、インストール、アンインストールなど試す場合は手間が思った以上にかかるかもしれないということを承知おきいただいて、自己責任でお願いいたします(スマンです~)。
1 Houdini Indie版を購入する。
2 C4DからHoudini インストーラーを取得する(今現在Houdini15.5.632)

3 Houdini最新版をインストールする。
4 License Administratorで、メールで送られてきたパスワードと自分のメールアドレスでライセンス登録する。
1~4の条件がすべて整うと、C4D上で使えるようになります。
パイプライン構築後
まずは「アセットを読み込み・・・」を選択します。
次に、アセットを読み込んだら、オブジェクトマネージャのアイコンの色を見ます。緑になっていれば使える状態です。
後は、パラメータを設定するだけです(アセットによっては、簡単に使える状態にならないものもあります)
下記の例は、snowflakeというassetです。
アセットの入手方法は、いろいろですが、もっとも手軽に試すことができるのは、orbolt(オーボルト)のサイトにあるアセットを読みこむことだと思います。お試しあれ!
http://www.orbolt.com/search/?q=softpackage:CINEMA+4D
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