Pythonは、3Dソフトウェアのスクリプト言語に採用されることが多いプログラミング言語です。つい先日まで、みんながなぜそんなにPythonなのかと思っていました。
いろいろな理由があるでしょうが、そのうちの一つは「短く書けるから」だというように、私は考えるようになりました。私は本当はC#が好きですが、Pythonでプログラムを書いてみると、結構スマートかつコンパクトに書くことができて、「なかなかやるなあ」と思えることが多いです。
とにかく、処理系特有の手続きが非常に少なく済むし、データの処理も非常に柔軟なのです。
・・・とは言っても、本来ならプロシージャルな処理をするのであれば、まずはXPressoから順次覚えるのが本筋だとは思うのですが、自分はプログラミングが好きなので、ここからいじって楽しんでいます。
「じゃあ、それで何ができるんだ?」「だから何?」のオンパレードだと思いますが(笑)、分かったことを記事にしていこうと思います。
はじめの一歩
まずは、気楽にいじってみましょう。 スクリプト>スクリプトマネージャ と選択します。

次のような画面が出ますので、「実行」してみましょう。

そうすると、下のように、ダイアログボックスで「Hello World!」と表示されます。「Hello World」は、初めて使うプログラミング言語の習得第1歩として使われる、常套手段ですね~。

球体をスクリプトで追加する
Cineversityの解説によれば、本当は「BaseDocumentクラスのコンストラクタを使って初期化するのが重要・・・・」と言っていたような気がするのですが、しかしなぜか、次のように書くと球体をシーンビューに出すことができます。

で、c4d.EventAdd()メソッドは何をしているのか・・・といいますと、どうやら表示処理のリフレッシュをさせるようです。

おめでとうございます!まずは、球体オブジェクトを追加することができました。


移動をさせたい時はどうするか
せっかく球体を画面上に出すので、これを動かしたいと思います。もう1個の球体を追加し、違う位置に出してみます。次の2行を書き足すだけです。

そうです。ぴょんと2個目の球体が現れるので、味も素っ気もありません~。

たしかに、もう1個が追加されています。
まとめ
C4Dに搭載されているPythonは、いわゆる2.X系です。3.X系では四捨五入に苦労するので、その辺の事情もあって、2.X系なのかもしれません。
Pythonを詳しく書いてある書籍やサイトはいっぱいありますので、言語について詳しく知りたい方は、そちらを参照するといいかもしれません。
PS コード補完機能のあるエディタなんて、できませんよね~ マクソンさん~。
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